食品の異物混入は、商品の回収や信用の低下につながる大きな問題です。粉末食品の充填を外注するときも、「依頼先でどんな対策をしているか」は必ず確かめておきたいポイントです。
この記事では、粉末の充填で行われる主な異物対策と、IMPLEXでの取り組み、依頼する側が準備できることをまとめました。
異物はどこから入るのか
異物が入る経路は、大きく2つに分けられます。
- 原料に最初から入っているもの:収穫や加工の段階で混ざった小石・繊維・植物のかけらなど
- 充填などの工程で入るもの:機械や道具の部品のかけら、資材のかけら、毛髪など
どちらか一つの対策で防ぎきることは難しいため、工程ごとに対策を重ねるのが基本です。
IMPLEXで行っている3つの対策
1. ふるい:原料の段階で取り除く
原料をふるいにかけ、粉の中に混ざった大きめの異物を取り除きます。充填の前に、原料の段階で異物を減らしておくための工程です。
2. X線検査:充填したあとの袋を検査する
IMPLEXは2026年3月にX線検査装置を導入しました。充填した袋をX線で透かして、中に異物がないかを確かめます。X線検査は、ご依頼がある場合に行っています。
3. 検品:数量と外観を確かめる
仕上がった袋の数量や外観(シールの状態、袋の傷や汚れなど)を確認します。
これらの工程は、食品安全マネジメントシステムの国際規格ISO22000の仕組みの中で管理しています。
X線検査で見つけやすいもの・見つけにくいもの
X線検査は、物の密度の違いで異物を見分けます。そのため、見つけやすいものと見つけにくいものがあります。
| 見つけやすいもの | 金属・石・ガラス・骨など、粉より密度が高く硬いもの |
| 見つけにくいもの | 毛髪・紙・虫・軽い樹脂など、粉と密度が近い、または軽いもの |
X線検査だけですべての異物を見つけられるわけではありません。ふるいや検品など、ほかの工程と組み合わせることが大切です。
依頼する側が準備できること
- 原料の規格書や、原料メーカーで行っている異物検査の情報を用意する
- X線検査を希望する場合は、見積もりの段階で伝える
- とくに気をつけたい異物(たとえば金属)があれば、あらかじめ伝える
まとめ
異物対策は、ふるい・X線検査・検品のように、工程ごとに対策を重ねることが基本です。IMPLEXでは、原料のふるい、ご依頼に応じたX線検査、仕上がりの検品を行っています。品質の要件がある場合は、お気軽にご相談ください。


