粉末食品を自社の商品として小分けして売るとき、最初に迷いやすいのが「賞味期限を何か月にするか」です。原料の袋に書かれた期限をそのまま使ってよいのか、充填を頼む会社が決めてくれるのか、分からないという声をよく聞きます。
この記事では、賞味期限を誰がどう決めるのか、小分けで期限が変わりやすい理由、充填のときに頼めることをまとめました。
賞味期限を決めるのは販売者
商品に表示する賞味期限は、その商品の表示に責任を持つ事業者(多くの場合は販売者)が決めます。充填を委託された会社が、代わりに期限を決めるものではありません。
充填を外部に頼む場合も、「何か月の期限にするか」は自社で決めておく必要があります。
期限を決めるときの考え方
一般的には、次のような情報をもとに期限を決めます。
- 原料の期限と規格書:原料メーカーが示している期限や保存条件を確かめます
- 保存試験:実際の袋に詰めた商品を保管し、風味・色・水分などの変化を確かめます。検査機関に依頼する方法もあります
- 似た商品の例:同じような原料・袋の商品の期限を参考にします
消費者庁のガイドラインでは、試験などで得られた日数に、1未満の「安全係数」をかけて、実際の日数より短めに期限を設定する考え方が示されています。最終的な判断に迷うときは、保健所や検査機関に相談すると確実です。
小分けすると期限が変わりやすい理由
同じ原料でも、小分けしたあとの袋や保管のしかたによって、品質の保ちやすさは変わります。
| 袋の素材 | アルミを使った袋は、光や湿気・酸素を通しにくく、品質を保ちやすくなります。透明な袋は中身が見える反面、光や湿気の影響を受けやすくなります。 |
| 湿気 | 粉末は湿気を吸うと固まったり、風味が落ちたりします。チャック付きの袋でも、開けたあとの扱いで変わります。 |
| 酸素 | 油分を含む粉末などは、酸素に触れると風味が落ちやすくなります。 |
湿気や酸素の影響を抑えるために、乾燥剤や脱酸素剤を一緒に入れる方法もあります。どれを使うかは、原料の性質と袋の組み合わせで選びます。
IMPLEXで頼めること
- 賞味期限・ロット番号の印字:充填のときに、袋へじかに印字できます(費用は別途)
- 乾燥剤・脱酸素剤を入れる作業:資材をご支給いただければ、充填と一緒に袋へ入れられます
一方で、期限の設定についての助言や、保存試験はお受けしていません。期限は、お客様のほうで決めたものを印字します。
依頼のときに伝えておきたいこと
- 印字する賞味期限の日付(または「充填日から◯か月」などの決め方)
- 日付の書き方(例:2027.10.11、27.10.11 など)
- 印字する位置(袋の裏面の枠の中など)
- ロット番号を入れるかどうか、入れる場合の書き方
袋に印字の枠がある場合は、その位置とサイズが分かる写真や版下があると、確認が早く進みます。
まとめ
賞味期限は、商品の表示に責任を持つ販売者が、原料の情報や保存試験をもとに決めます。小分けした粉末は、袋の素材や湿気・酸素の影響で期限が変わりやすいため、袋選びとあわせて考えるのがおすすめです。IMPLEXでは、決めていただいた期限を充填のときに印字できます。まずはお気軽にご相談ください。


